真夏の上京紀行(2) 板橋で酒に溺れ、先輩宅にて沈む

 呑み会の会場である板橋駅前の居酒屋には、午後6時を少し過ぎた頃に到着しました。どうせ定刻どおりには始まらんだろう*1と踏んでいたのですが、会場にはすでに10人前後の人影が。みんな最初のオーダーをし出している最中でした。僕が大学で所属していた文芸サークルはやたら大所帯で、この後も次々人がやってきて、最終的には20人くらいになりました。これで現役生一人もいないってんだから恐ろしい話です。
 暑さのせいか、何時にも増してみんなやたらハイテンションだった気がします。見慣れた顔も懐かしい顔もあり、オタクトークかましたり仕事の愚痴をこぼしあったりして、サワーを2杯呑んだ時点で僕はすっかり「出来上がって」しまいました。現役生時代、友人たちから「呑みでは一時間で電池の切れるMO君」と呼ばれていたくらい酒に弱い僕*2ですが、昼間の疲れが祟ったのか、この日のテンションはまた異様なものだった気が。結局4〜5時間で呑みはお開きになったのですが、ここで問題が発生。僕は友人のY君の家に泊まるつもりで事前に了解を貰っていたのですが、予想外に会が盛り上がってしまい、みなでどこかに行こうと言う話に。二次会希望者は10人くらいでしたが、Y君の家にはそんなに入れません。そこで近くで一人暮らしをされてるI先輩の家に行こうという話になり、電車で数分の先輩の家へ。それから先輩宅で「四畳半神話大系」のアニメをBGM*3にしながら、ボードゲームが始まったのですが、その頃には僕は一人横になり、激しい頭痛と闘っていたのでした……
 実は、翌日は幕張で開催されるイベント*4に行こうと密かに目論んでいたのですが、この時点では(これは無理かも……)と半ばあきらめのかけていました。(つづく)

*1:「予定の時間に前後二時間の余裕を持たせる光画部時間は世間の常識である」(by鳥坂先輩

*2:とはいえ学生の頃はビールで乾杯、カクテル数杯を空けてから日本酒やウイスキーをチビチビ、くらいは行けたんですけどねぇ……。

*3:バック・グラウンド・ムービー

*4:ワンダーフェスティバル、通称ワンフェスのことです。日本最大級のガレージキット即売会イベントのひとつですが、僕は参加したことがありませんでした。