真夏の上京紀行（3） そして遥かなる幕張へ
深夜の先輩宅で覚醒と沈没を繰り返し、すっかり目を覚ましたのは翌朝の10時過ぎ。部屋の中では数人が潰れていましたが、僕の方はといえばすこぶる爽快な気分。「これなら行ける！」、そう思いました。ワンフェスの開場時間は既に過ぎていましたが、すぐに出立すれば11時過ぎには現地に着けるはず。挨拶もそこそこに先輩宅を辞去しました。京浜東北線で東京まで出て、そこから京葉線で幕張メッセのある海浜幕張までは合計１時間ちょっとの行程。幕張の駅中の吉野家でブランチを済まし、会場入りしたのは11時20分過ぎでした。入場料代わりのカタログを購入し、パラパラとめくりながら会場へ、この時間帯には、もう人の流れはかなりスムーズになっていましたね。
お目当ての「大正野球娘。」のディーラーさんは２件。会場の地図が頭に入ってなかったので、辺りを眺め回しながら彷徨うこと十数分、一件目を発見！
3-09-04 めんてなんす・もーど さん
（以下、写真のピントがボケボケなのは全部僕のせいです） さっそく挨拶を交わし、しばし談笑させてもらいました。某巨大掲示板で作品を拝見していたこともあり*1、会話に花が咲きます。こちらのディーラーさんが出していたのは、桜花会のユニフォーム姿の巴、胡蝶、小梅の三人。あと、別の方が流星のロックマンの委員長*2を出されていました。実は他にも作りかけの静があるとのことでしたが、それよりも今はお雪の方を作りたいんだとか*3。フィギュア制作について色々お話を伺ったのですが、特に興味深かったのが「静の開脚ポーズって立体にすると意外に映えなさそうなんですよね」とのお言葉。そう、最終回のあのシーンです。確かに、あれは前後の流れがあってはじめて生きてくるもので、一場面で切り取っても、案外面白くないものなのかもしれません*4。こちらでは各一点づつ購入させていただきました。値引きしていただいて大感謝！ この時点で財布の中身がかなりお寒くなっていました。そして２件目へ移動する途中、見つけてしまったのです。まさかのマイマイ新子のフィギュアを！*5
3-09-18 雛型いぬいぬ堂 さん
そんなまさかと目を疑いましたが、間違いありません。これは新子と貴伊子じゃありませんか。セット販売というあたりにくいですね*6。一緒に配されたオハジキやらなにやらのディスプレイも凝っていて、実に素晴らしい出来。迷わず購入しましたよ。ディーラーさん曰く「売れ行きは全然ですよ」とのことでしたが、雑誌取材で写真を撮られたので「勝ちかなと思ってます」とも仰っておられました。そうでなくっちゃ、決死隊の戦友！
2-14-14 いさか屋 さん
そして、もうひとつのたいやきディーラーさんの元へ。こちらで出迎えしてくれたのはセーラー姿の胡蝶と袴姿の小梅。人気あるんですかね、この２人。「めんて」さんとは服装が違ったのがちょっと嬉しいです。僕は既製品の改造くらいしかフィギュア制作はしたことがないんですが、お話を伺っていたら、自分もフルスクラッチに挑戦してみたくなってきました。僕はもっぱらエポパテ使いなんですが、こちらの方はスカルピーで作りはじめ、途中からポリパテに置き換えるとか。スカルピー、名前は知ってるんですが、使ったことはないんですよね。一度、いじってみようかしら。予算の都合で胡蝶しか買えませんでしたけど、こちらでも値引きしていただけました。大感謝！*7
そんなこんなで、２時過ぎには会場を後にしました*8。えらい強行軍でしたが、行って良かったです。他にも、会場でいろいろ撮影させていただいてるんですが、（主にロケットとか、多脚戦車とか、レイバーとか）そちらはまた後日に。
